



日本人の平均寿命84歳に
香港に次いで世界第二位へ

日本人の平均年齢がどんどん伸びています。しかし、ただ長生きをするのではなく、健康的に生活すること。それは誰もが望む老後の人生ではないでしょうか。そこで健康に欠かせない食材として、古くから注目されているのが昆布です。長寿大国ニッポン、その原動力は日本食で、特に昆布からでる出し汁の旨味が食欲をそそり、健康にも役立っています。人間にとって食の旨味はアミノ酸に含まれる「グルタミン酸」で、特に昆布の旨味成分は「グルタミン酸」と言われています。

昆布の特徴について
昆布は、日本では年間約30,000トン収穫され、そのうちの95%は北海道で、残り5%は東北以北で収穫されています。昆布の種類は7種類ほどに分かれ、
①真昆布
②羅臼昆布
③利尻昆布
④日高昆布
⑤長昆布
⑥厚葉昆布
⑦細目昆布
⑧ガゴメ昆布
となっています。

なかでも、①真昆布と⑧ガゴメ昆布は、厳しい環境の函館東海岸「南茅部地区」「鹿部地区」など限られた場所でしか収穫できません。函館市によると、2017年度のガゴメ昆布の収穫量は93,4トンで、10年前の約半分に落ち込んでしまいました。原因は、気象変動と採りすぎが大きく影響しているためです。そこで、北海道大学はガゴメ昆布の養殖に取り組むことになり、漁業者も安定的に集荷量を確保できるようになりました。

ガゴメ昆布の特徴:
表面に籠の編み目のような紋洋があり、他の昆布と比べて特に粘りが強く、トロロ成分が多く含まれています。一番の特徴は「フコイダン」成分が多く含まれていることです。特に養殖のガゴメ昆布は天然物に比べて「フコイダン」が約2倍も多く含まれています。
フコイダンとは:
昆布やワカメなどの海藻類に含まれてるネバリ成分です。海藻類を食べた時に感じるあの「ヌルッ」としている部分に含まれています。

ガゴメ昆布は、ここまで凄い!
函館地区には、ガゴメ昆布を活用した商品が多く出回っていて、空港売店、函館市内と、至るところで販売されています。更に健康食品としてもガゴメ昆布を含んだ商品が販売されています。「フコイダン」は植物繊維が豊富で、中国では、癌の免疫力アップに効果があり、年齢に負けない健康食品として高齢者に欠かすことのできない製品となっています。それに体力維持にも欠かせない成分であります。
このように、ガゴメ昆布は函館の各企業から多くの商品が販売されています。
❶「とろろ昆布」
❷「醤油」
❸「ドレッシング」
❹「石鹸」
❺「化粧水」
❻「シャンプー」
❼「青汁」
その他まだまだ多くの商品あります。
